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EDITING/DIRECTION

[編集]とは、つまりはディレクション、監督のことだ。雑誌では「編集」長が最高責任者であり、どんな高名な写真家も、どれだけ実績のあるデザイナーも、その方針のもとでコンテンツ作りに参加する。 個々の編集者は、その担当ページを企画し、相応しい執筆者を選び、上がってきた文章や写真を、編集意図のもとにレイアウトしてもらう。コンテンツの全体像を把握し、すべてのバランスをとり、1つのまとまった企画として仕上げるのは、実は編集者の仕事なのだ。 もちろん、本当に力のある作家の文章や、作品といえるほどのクオリティのある写真は、それだけで価値がある。 しかしふつう、たとえプロの仕事でも、文章や写真をただ寄せ集めただけのコンテンツは、はっきり言ってつまらない。読者には、なにも伝わらない。 コンテンツを面白くするのは、プロの編集者の仕事。私たちは、どんな中途半端な素材でも(それなりに)面白くする自信がある。素材作りからお任せいただけるなら、きっちり面白いものを仕上げられると自負している。

PLANNING

じゃあさ、「面白い」って一体なんなのよ。コントみたいに笑えるとかさ、恋愛ドラマみたいに泣けるとかさ、それはそれで「面白い」わよね。 でも、アニメオタクにとっては、ロボットアニメの世界の、架空の歴史年表とかさ、登場人物のアニメでは描かれてない過去とか。ファンじゃない人にはウザイだけの情報だって、「面白い」わけでしょ? つまりその人にとって必要な情報は、なんにもいじらなくたって、それなりに「面白い」わけ。要するにInterestね。AmuseやFunだけじゃないってこと(それも大事だけど)。 だからまず「企画」なの、大切なのは。誰が、どんな情報を欲しがっているか。あるジャンルの人は、どんなことに興味を持ってるか。ま、ぶっちゃけて言えばニーズってことだけど、まず、それをつかまないと始まらない。あとは、そのニーズを満たすネタを、どういう切り口で表現するのかってことね。 日本人って、ホント企画にお金出さないんだけどさ、いい企画さえあれば、あとは誰がやったって、そこそこ面白いものはできるもんだと思うわよ。

COLLECTION OF DATA/INTERVIEW

たとえば、著名人の取材をする場合、プロフィールなどの基本的なデータはネットや既発行の刊行物で簡単に手に入ります。極端に言えば、それら既存の情報だけでも、人物紹介の文章は書くことができる。でも、そんなどこかで見たことのある情報を読んでも、大して面白くはありません。 取材が目指すもの、それはすべからくスクープであるべきです。どんな小さなことでもいい、取材対象の本質に関わる、これまでに知られていないエピソードや情報を探し出すこと。この想いなくして、取材をする意味はないと私たちは考えています。 確かに、取材にはさまざまな手法があります。一見、誰もができそうに思えます。でも、アマチュアとプロの間には、明確な一線が存在するはず。たとえば人物インタビューなら、ひとつは、寡黙な人、気難しい人から、話を引き出すことができるかどうか。今ひとつは、話し上手な人に、十八番以外のエピソードを聞かせてもらうことができるかどうか。 より「面白い」コンテンツを作り上げるためには、こうしたプロの取材力が、絶対に必要なのです。

WRITING and Photography,Design etc.

アマチュアの文章力は、えろう向上しとります。これはおそらく、パソコンやスマホなんぞの普及により、メールで文章書く機会が格段に増えとることが原因やろて思います。 ほしたら、もはやプロの書き手はいらんのでしょか。もちろん、そないなことはありまへん。では、プロとアマチュアの差は、どこにあるんでっしゃろ。 基本的にプロの書き手は、どないなジャンルでも、どないな文体にも対応でけます。多少の得手不得手はあるかもわからしまへんが、芸能人のインタビュー原稿やら、スマホの操作マニュアル、話し言葉のようなくだけた文体も、お役所の報告書みたいな硬い文章も、書き分けられるんがプロです。 ほして、プロとアマの差として、もういっちょ重要なことは、編集がわかっとるかどないか。ライターは、作家とはちゃいます。メディアやコンテンツの編集意図を理解し、その範囲でどないに「オモロク」でけるか考えるのんがプロ。これは、カメラマンもデザイナーもおんなしです。せやから私らは、外部スタッフも含め、すべての分野でプロをそろえとるんです。

MANAGEMENT

いにしへより、クオリテイか納期か、といふ問ひ在り。是の点に就、吾等が解答は明確也。納期の内に、必要なるクオリテイのメデイアやコンテンツを完成すべし。吾等はプロにして、其こそが仕事なれば也。 只、無論前提在り。そは、御客様のニーヅ也。著くタイトなスケヂユールにて、納期厳守なる仕事では、残念乍100点満点のクオリテイは御約束出来ざる事在り。一方120点のクオリテイを求められし時、短期間では完成できぬ可能性無きにしも在らず。 然れば、事前打合せにて、お客様のニーヅを聞きし時、吾等もプロとして、率直に要望を御伝へ申し上ぐるべし。その上で、ぎりぎり可能な着地点を探すのが肝要也。 其の後は、クオリテイも納期も吾等に御任せあれ。 社内のみならず社外スタッフもきちんと管理し、納期の内に「面白き」メデイアやコンテンツを仕上げざるべからず。 吾等は、アーテイスト=芸術家に在らず。徹底してアルチザン=職人で在りたし(但し、アートも感得す……)と思ふ者也。 何故とて、生業なれば。恐惶謹言頓首頓首。